2013年11月10日日曜日

BRZ(86)でエコランマシンを運んでみる。

 今回、岐阜で投入したネタです。近年話題(?)のスポーツカーでエコランマシンを運んでみる企画。

今回の素材はスバルBRZ。トヨタ86も同ボデーのクルマですので同じことが出来ます。
あんまり私は特別評価してませんが、軽くスポーティで街乗りも無難にこなしたい方にはお勧めな一台ですネ。 
ハッチバックだったら良いのに~とか色々文句言いつつ荷物はソコソコ積める(タイヤ4本積めるのがウリですから)のでエコラントランスポータ的にはどうだろう?ってことで今回のチャレンジです。

ちなみに86/BRZ用のルーフラック(ルーフキャリア) は世の中に存在しません(多分...)。
が、ネットで検索してみると色々情報が出てくるもんですw
今回は海外の86/BRZフォーラムでは定番のYakimaのQ-Towerを使った方法を試してみました。

Q-Towerは汎用のルーフラック土台です。クリップと呼ばれる引っ掛け部のブラケットが各車種用に用意されていて様々な車種に取り付け出来るようになっています。
86/BRZに取り付けるにはQ91と呼ばれる型番のクリップを使用します。海外では86/BRZ用としても売られていますが、元々はトヨタ・カムリやマーキュリ・クーガ用らしい・・・。


てな感じで準備するものはQ-TowerとQ91クリップに、左右に渡すバー(クロスバーと言う)ですね。
クロスバーは58インチを使います。

個人輸入しても良さそうですが、モノが大きいので送料も良くわからなかったので日本で輸入されてる業者さんから購入しました。
今見たら、安くなってますね・・・(汗






組み立ては簡単です。英語なんて読めなくても、付属の取説みながら組めば組み立てられます。

大事なのは車体に取り付けるときの取り付け寸法ですが、これも海外の86/BRZフォーラムで公開されているデータを真似れば苦労なしでした。このデータ無しで付けるのは結構苦労すると思います・・・。先任のデータに感謝感謝です。。

取り付け寸法は以下の通り。
M1=42" 3/4
M2=4"
M3=43" 3/4
M4=18"
取説で指定されているM1~4の値を合わせるだけ。わざわざインチの巻尺も付いてますw

で、マシンを載せてみました。クロスバーに一応、滑り止めのマットを巻いた上にマシンを載せてラチェットタイプの荷造りバンドで固定しました。意外としっかりとまりました。
心配だったのでストレッチフィルム巻いてみましたが、間違いでした。バタつくだけです。考えてみれば鈴鹿で70km/hオーバーで走るんだから問題なんてあるはず無かった・・・。
屋根が低いので載せ降ろしは割とやりやすいですね。。 


下道の5~60km/h程度の巡航では問題は感じませんでしたが、高速で80km/h超えたあたりから風切音が凄くなる上、85km/h程度を超えるとマシンがピッチングしだしたので、80km/h巡航で高速は移動しました。
やはり、マシンを一度専用のフレームに固定してからルーフラックに固定するのが良さそうです。 マシン用のカバーもあれば尚良いですね。雨の日とかを考えても。


あと、 荷物がソコソコ積めると書きましたが、岐阜大会で私が使う分のボックス類、ツールチェスト、台車類、机・椅子、発電機等の機材も全部積めました。あとテントがあればレースするには十分なレベル積めます。人は一人しか乗れませんが・・・。

夏のEne-1 GPでもKV-bikeの車体+工具類+スペアパーツなんかも何なりと載ったので今回も行けると判断したわけですが・・・。
ちなみに、ツールチェストはトランクのタイヤスペース、発電機は助手席の足元にしか置
けません・・・。








 
以上(異常)な感じで86/BRZをエコラントランスポータとして使う人柱レポートでした~。86/BRZ乗りのエコラン業界人は是非トライして頂きたいです、エコラン遠征の可能性が広がります(笑)
私は家にこれ以外の使えるクルマが無いから試しただけですが・・・。なかなか便利なので来年もやってみたいところ。。

あ、個人的には86のATモデルがお勧めです・・・!



2013年11月9日土曜日

エコノパワーin岐阜 2013。

 先週は毎年恒例、エコノパワーin岐阜でした。
やっぱり岐阜は良いですねぇ。

今年も、電気の方で監督代行などやりつつ参加してました。
長野高専からお借りしたドライバーだったり、初岐阜のメンバーが殆どだったりの体制での
参戦でしたが、エネルギを想定どおり使い切っての自己記録更新は達成感十分でした。
結果は総合7位/クラス3位。まずまずですが、機材的には高校クラスのスタンダードなものと変わらなくてこの記録なら良いかなと言う感じですね。
良い車体、良いドライバー、良いエネマネが出来れば(ある程度までは)機材勝負じゃない、と言うことで。

今年は電気自動車クラスにT-Works+さんと、AISIN AWさんがダブルエントリ。Tさんは昨年のリタイヤで未知数だったマシンのポテンシャルを全開されていましたw



今年の勝手にベストデザイン賞はNo.127のDax。
私にはこう言うセンスとか、頭の柔軟性無いのでこの手のマシン作れる方が羨ましいです。
横見えて無いじゃん!とか言うのすら不粋に思えてしまいます。


たまたま視察に来ていた弊チーム代表がエンジンは台数少なくなったな~と言ってましたが、確かに。
昨年も書いたようにどこも低調と言うか、マンネリと言うか・・・。

ですが、今年は名城大さんが5~6年ぶり(かな?)に岐阜に復帰され不完全ながら1400の流石な記録。

電気クラス、エンジンクラス共に一般クラスが大会のレベルを引き上げて盛り上げてくれればな~と他人事に考えていました(笑)


まだ公式で結果が載ってないようですので、結果表をアップしておきます。
http://firestorage.jp/download/fee9513f97e60f66fcc23e35e87116f47be5d0f4


2013年10月12日土曜日

エコマイレッジチャレンジもてぎ全国2013。

 今年のもてぎは(外野から見てると)、ドライバーレースだった部分が印象的でした。

土曜日の練習走行は、昨年とオーバルコースの路面が変わったことによる転がり性能の変化で悩んだチームも多かったようです。 
マシンが悪いから転がらないのか、外的要因があって転がらないのかの判断はドラ
イバーしかできません。

 ピット側でマネジメントする側からも変化に気付くことはできますが、想定外の状況に対してピットから対処することは難しいですから、ドライバー力が試される状況であったのは間違いなかったはずです。

もう一歩、話を進めると、翌日の決勝に向けてどれだけ
フィードバックを返せるか(データ取りできるか)重要になります。。

練習走行後、某名城大学のドラさんに話を聞きに言ったところ、転がりが悪かったので、途中から翌日に向けてのシミュレーションを行うためのデータ取りをし、頭にインプットしてゴールしたとのことw  彼はエ
ンジンの特性も頭に入れた上で適切な走行パターンをトライしています。ここまで考えて走らせてるドライバーさんは少ないでしょうが、不安定なコンディションの時ほど力を発揮するはず。考えて走れるドライバーの強みを最大限生かしておられます。

翌日の決勝は途中から(大学クラスの途中~一般クラス)雨が降り出し、一時フルウエットになる難しいコンディションでした。

走行パターンも変わりますし、視界不良やホイールスピンが発生して苦労したマシンもあったようです。雨が降っちゃうとドライバーの判断にお任せするしかないので・・・。
当然、マシン
の雨対策をするのは車体の作り手側の責任ですが、朝は晴れていたこともあって対策が十分なチームも多かったのではないでしょうか。

ゴールまでマシンを持って帰るのがドライバーの仕事と、前述のドライバー氏も言っておりましたが、ドライバーのスキル・判断力が試される難しいレースだったと思います。

土日を通して、ドライバー自身のスキルは勿論、ドライバーマネジメントと言う点でも考えさせることが多い週末でした。
とても勉強になりました・・・。




 ドライバーの話はその辺で、マシン的な話題としてやはり、来年度から燃料噴射のマシンは使用義務となるダイヤフラムポンプであったでしょうか。

私の話を聞いた範囲では特にトラブルも起きていないようですし、レースリザルトの記録も概ね安定してる感じでしょうか?
ポンプのワンメイクと言うのも何か違和感を感じますが、新たな方向性には興味深いものがあります。



 

他には、各チームのテスター類は各チームなりの工夫があって面白いですねぇ。シャシローラやサイドスリップテスタなど、マシンは各チーム似た感じになるものの、設備類はアイディア勝負の部分が大きくメカ屋的には楽しめます。





やはりエコラン業界の秋祭りは楽しいですね。滋賀からとマシンを持っていくにはちょっと遠いのが困りものです。





今年は、長野高専のOB&OGチームに色々レンタルしてました。
土曜日のデータを日曜にフィードバックすべく、GPSロガーをお貸ししたのですが、上手くデータが取れておらず何も生かせなかったりでご迷惑おかけしました・・・。
決勝はモロに雨&寝てるフロントスクリーンの最悪な組み合わせによる視界不良で結果をだすことができませんでしたが、公式練習では初のFIでありながらも、1500km/L@6位の記録で流石でした! て、ことでオンボードをw






 

おまけ。
もてぎのゴミ回収メカ。




2013年10月6日日曜日

エコマイレッジチャレンジ全国大会2013 day2

 今日は、エコマイレッジチャレンジ全国大会の決勝でした。
晴れて気温が上がったと思ったら雨が振り出してフルウエットになるとんでもない天候で、大学クラス~一般クラスはモロに影響を受けたと思われます。。。





取り急ぎの結果を。。





2013年10月5日土曜日

エコマイレッジチャレンジ全国大会2013 day1

 今日はエコマイレッジチャレンジ全国大会の練習日でした!
なんだかんだで栃木県にいます。。

レースの話は後ほどと言うことで、今日の練習走行の結果を載せておきますね~
路面が改修された影響かトップ
チームの方々が昨年の数割、転がらないとのこと。そのためか、全体に落ち着いた記録ですね。




 Ⅰ.中学生クラス
pos.1 信大付属長野中 Apeoron  891.599
.2          〃         AirForce 632.256
.3        〃         Discovery









Ⅱ.高校クラス
.1 下総高校B    1766.496
.2 下総高校A    1534.353
.3 浜松城北工業高校 A    1464.693








Ⅲ.大学高専専門学校クラス
.1 八戸高専 NP-Ⅲ    1686.311
.2 長野高専 selene    1628.085
.3 名城大学 Nova    1549.871






Ⅳ.一般クラス
.1 走れ!三輪車    2427.620
.2 チームファイアボール    2326.277
.3 水曜クラブ    2106.440








こんな感じで、明日の決勝が楽しみです!
あ、私は今年は長野高専OBチームのお世話になっています。ありがとうございます。
 

2013年9月8日日曜日

エコマラソン長野2013。

 今日は久しぶりにまとまった休みを取れたので、長野のエコラン大会、エコマラソン長野の見学に行きました。
長野県は、ここ数年(と、言うか404ecorunのメンバーが高校の時だから、6~7年以上前w)から、中学生エコランを始めエンジンエコランの盛んな地域で
す。

今年のエコマ鈴鹿の大学クラスの表彰台が何かしら長野勢で独占されたことからもレベルの高いエコラン風土があることが伺えます(我々滋賀県は・・・w)






今大会も2007年目から開催されていて今年で7回目とのこと。
毎年、全国大会の実践テストの場として開催されています。
会場はスケートなんかで有名なエムウェーブの外周を走るコースと、今回使われたアクアパル千曲と呼ばれる水処理施設の敷地内のコースとで年によって変
わるもよう。
アクアパルのコースも色々悪い?噂は聞いてはいましたが、コース改修もあったことで路面状況もさほど悪くなくフラットな良いコースという印象を受けました。
見通しの悪いコーナが幾つかありますがスポッターなり、マネジメント側の人間が立つ位置を選べばそう問題には無らないと思います。


運営は完全に手弁当で、かなりの人手不足で大変そうでした。
車検も若干手伝いましたが、指摘箇所が多いマシンがあると次に検査するマシンを長らく待たせてしまう結果となってしまったりで運営側以上に、参加者が事前の準備を十分に出来るような仕組み作りが必要なのかな・・・と言う印象を受けました。
(来年は404ecorun総出でお手伝いですね!)
ま、草レース感漂うエコランが大好きな私にはタマランものがありましたが・・・。 


燃料計測は全重量計測です。トップアップ方式より正確であるという以上に、トップアップする人員を減らすことが出来るのもミニマムな運営を行う中で大きなメリットですね!





 


午前中と午後で最大3回アタックできるこの大会ですが、途中から降り出した雨で午後からの走行は中止に。

ドライの午前中に走ったマシンは記録を出せはしましたが、1本目と言う事でかなり記録的にも不完全燃焼感があったのではないでしょうか。 


市販車クラスは完全にウエットの中でしたが、某m大学の某氏が広島大会後に頑張って完成させたスーパーなスーパーカブが450km/ℓと言う大記録を記録しましたw
パッと見は普通にカブ・・・? な気もしますが、タイヤはIRC ECORUN(20×1.75)。エンジン
もタンク加圧のFI。そしてなんと、リアホイールにはシングルフリー・・・!
セッティングが十分に出来ていない&雨の中でのこの記録ですので来年は更に奇抜なマシンになってると思われます。
こんな奇抜なマシンを出せる
のも長野大会の大きな魅力のひとつですねw

話には聞いてたけど、よく知らない長野大会でしたが楽しい良い大会でした。またお邪魔したいと思います。




p.s.
長野高専のみなさま、色々お世話になりました!

2013年8月8日木曜日

Ene-1 GP 鈴鹿 2013。

 先日はエコラン業界の夏祭り、Ene-1 GP鈴鹿でした。

普段のレースとはまた違った楽しさがあるのが魅力的です。









 今年も昨年同様KV-40のサポートと、新カテゴリであるKV-BIKEに個人的にエントリーしてみました。

KV-40はトップチームのレベルが一気に上がった感じで、1周6分台に入らないと勝負権は無い感じでした。
もともと、エネルギ使い放題のレースですが、特電鈴鹿用モータでもパワー不足を感じるのは低コストプライベートチームには辛い所ですね。。


 

主催者サイドの方には従来のエコノムーブ用の24V系モータで戦えるレベル
のレギュレーションには出来ないんですか?とは言ってみましたがw
お金かけないとある程度にも行けないと言うのはしんどいですよね。




肝心の結果ですが・・・ドライバーのミスやらマネジメントのミスやら、ブレーカ落ちたりで良いとこ一つもなしでした。
 
いくら良いドライバーと良い機材借りてきても、正しく使いこなさなければ話にならないと言うことで。結構レース後落ち込んでました(笑) 結果が出なかったことより、上手くマネジメント出来なかったのにガックリでした。






 新カテゴリのKV-BIKEは自転車ベースでモータを取り付け、電動バイクを製作し、サーキット走行すると言うもの。今年は0年目のエキシビジョンという事で東コースを20分間の模擬レースでした。
動力はKV-40同様、単三エボルタ40本。

話が急に出てきたのでどうしようかと思いましたが、勢い余って実質1ヶ月間の土日を使って1台仕立ててしまいましたw
ロードバイクベースで、モータも買っちゃってアレコレ作って完成。
なかなか見た目は良かった気がします。
本戦は重いライダーに手を焼いたりチェーンが切れたり散々でしたが、イベントの余興としてかなり楽しかったです。 

来年からは正式レースとして行われるとのこと。
作り方によっては手軽なレースになると思いますので今後楽しみなカテゴリです。



 
なんか夏も終わった感じがしてきました。。。