今年のもてぎは(外野から見てると)、ドライバーレースだった部分が印象的でした。
土曜日の練習走行は、昨年とオーバルコースの路面が変わったことによる転がり性能の変化で悩んだチームも多かったようです。
マシンが悪いから転がらないのか、外的要因があって転がらないのかの判断はドラ
イバーしかできません。
ピット側でマネジメントする側からも変化に気付くことはできますが、想定外の状況に対してピットから対処することは難しいですから、ドライバー力が試される状況であったのは間違いなかったはずです。
もう一歩、話を進めると、翌日の決勝に向けてどれだけ
フィードバックを返せるか(データ取りできるか)重要になります。。
練習走行後、某名城大学のドラさんに話を聞きに言ったところ、転がりが悪かったので、途中から翌日に向けてのシミュレーションを行うためのデータ取りをし、頭にインプットしてゴールしたとのことw 彼はエ
ンジンの特性も頭に入れた上で適切な走行パターンをトライしています。ここまで考えて走らせてるドライバーさんは少ないでしょうが、不安定なコンディションの時ほど力を発揮するはず。考えて走れるドライバーの強みを最大限生かしておられます。
翌日の決勝は途中から(大学クラスの途中~一般クラス)雨が降り出し、一時フルウエットになる難しいコンディションでした。
走行パターンも変わりますし、視界不良やホイールスピンが発生して苦労したマシンもあったようです。雨が降っちゃうとドライバーの判断にお任せするしかないので・・・。
当然、マシン
の雨対策をするのは車体の作り手側の責任ですが、朝は晴れていたこともあって対策が十分なチームも多かったのではないでしょうか。
ゴールまでマシンを持って帰るのがドライバーの仕事と、前述のドライバー氏も言っておりましたが、ドライバーのスキル・判断力が試される難しいレースだったと思います。
土日を通して、ドライバー自身のスキルは勿論、ドライバーマネジメントと言う点でも考えさせることが多い週末でした。
とても勉強になりました・・・。
ドライバーの話はその辺で、マシン的な話題としてやはり、来年度から燃料噴射のマシンは使用義務となるダイヤフラムポンプであったでしょうか。
私の話を聞いた範囲では特にトラブルも起きていないようですし、レースリザルトの記録も概ね安定してる感じでしょうか?
ポンプのワンメイクと言うのも何か違和感を感じますが、新たな方向性には興味深いものがあります。
他には、各チームのテスター類は各チームなりの工夫があって面白いですねぇ。シャシローラやサイドスリップテスタなど、マシンは各チーム似た感じになるものの、設備類はアイディア勝負の部分が大きくメカ屋的には楽しめます。
やはりエコラン業界の秋祭りは楽しいですね。滋賀からとマシンを持っていくにはちょっと遠いのが困りものです。
今年は、長野高専のOB&OGチームに色々レンタルしてました。
土曜日のデータを日曜にフィードバックすべく、GPSロガーをお貸ししたのですが、上手くデータが取れておらず何も生かせなかったりでご迷惑おかけしました・・・。
決勝はモロに雨&寝てるフロントスクリーンの最悪な組み合わせによる視界不良で結果をだすことができませんでしたが、公式練習では初のFIでありながらも、1500km/L@6位の記録で流石でした! て、ことでオンボードをw
おまけ。
もてぎのゴミ回収メカ。
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