2016年9月27日火曜日

2016 Ene-1 GP SUZUKA KV2編。

●事前準備??
KV2はそもそも別な車両で、と思って準備していたのですが見事に間に合わず、6月終わりから準備を始めて一昨年に製作した車体を仕立て直してKV2クラスで参戦することになりました。

以前製作したカウルは随分前に廃棄したので新規に制作する必要がありますが、製作に当てられる時間は1ヶ月そこら(の土日)。平板を2次曲面に曲げてカウルを整形するのが手っ取り早くて性能的にも確実な方法です。やりたいことはプラダン等でも実現できるんですが、今更プラダン感がかなりありますので、前からやってみたかったスティッチ&グルー工法(の真似事)による木製カウルの製作をやってみることにしました。

車両の中身的な部分は、14年の苅田大会の際、切れ角確保のためにフレームを削り込んだ部分の補強、特電モータに合わせて設計されていたリア周りをミツバKt-Mに対応出来るようにマウント類の再製作。あとは昨年車体製作時に部品取りしたハンドル周りの部品を再設計して作り直したぐらいか・・・。
電気系も何も拘りが無くて、電池とモータを直結しただけにブレーカとアナログ電流計を追加したくらい。

ドライバー(運転手)は予め確保しておいた元hNNCTのちゃんみお。多少不安はあったものの以前に比べれば格段に安定してるのでお任せしました。例のごとく走行中の通信とかもしないので事前にみっちり2時間くらいかけて走行パターンや戦略を頭に叩き込んでもらいました・・・w


●前日
例によってレース出発前に車両は完成せず...orz
お昼ごろにサーキット入りしてサポートメンバー、そうじゃない人も捕まえて午後の前日車検に向けて大慌てで組み立てと仕上げ・・・。

なんとか車検を通しましたが、未完成なところが多々あるので引き続き作業・・・。
モータの動作チェックをしようと思ったら動かない・・・。(トラブルその1)
モータのホールセンサのケーブルの断線でした。hNNCTのkjhr氏に手伝ってもらいながら半田付けしなおして無事、動作。慌てましたが前日に発覚で良かったですね。

細かな仕上げはサーキット泊のCotaさん、kjhr、A君にお任せしました・・・!
(朝まで作業してたみたい。ありがとうございました。)

●1stアタック
車検は前日に通したのですが、車重がKV-2規定の35kgを2kgほどオーバーしていたため、バラスト調整を行い、当日車検で再度、車重計測してもらいました。今回は300gくらい?オーバーでまとまりました。
気付けば、ドライバーのちゃんみお嬢、一度も乗った状態で車両を転がしてませんでした・・・。車検場からの帰り道はアッパカウルもつけて惰性で転がし視界チェック、切れ角チェックなど(オイ

1stアタックはあくまで様子見。シェイクダウンですからね!w
電力も車重が重いのがどこまで効くのか良く分からないので抑え気味で。
7分半~8分で3本走行できれば御の字かな~ぐらいの考えだったのでそんなもん。

スタート前の待ち時間にガムテでカウルの隙間埋めたり、窓枠作ったりして特に何もなくスタート。タイムは8分18秒。もうちょっとかな?と思いましたが、途中でフロアが落ちたり・・・、スロットルのスイッチが動作しなかったり・・・(2個付いてるので問題ないけど、メインの方が動かなかったので操作性は悪い)。
トラブル込みで考えると上々なタイムですかね。消費もドライバーとの意思疎通が不十分なところがあって、抑えて走ったみたいで23Wh程度。マージン除くの予定が25Whなので2Wh貯金が出来ました。2nd、3rdはガッツリ行きます。

●1と2のあいだ
2ndアタックまでの休み時間で車体の修復。先ずは走行中に脱落したフロアの修理。フロアのベニヤ板に接着したアルミ製L板でフレームと固定していましたが、L板の2次接着が剥がれました・・・orz
まぁ、悪いところは分かっているのでTeamPolaris広報担当氏に手伝ってもらって、何故か手元にあったウエストエポキシとカーボンクロスでオーバレイをやり直しました。

スロットルスイッチは誤配線っぽかったので繋ぎなおして完了・・・?

●2ndアタック
私は2台分のスタート進行をこなさないといけないので、タイム的に前を走ってるKV-1の赤いのがスタートしたら走っていってKV-2のベニヤの様子を見に行きます。おっと・・・今回はスローパンクらしい・・・orz  右フロントとリアが空気入ってるけどフロアが地面に付くような状態。出走順が遅れるからちょっと躊躇しましたが、Cotaさんとkjhrにチューブと工具を取ってきてもらってチューブ交換。赤いのと違ってフロントホイールは車軸からごっそり外せるしパンク修理はし易い・・・か・・・。

1stアタックよりも電力投入して無難にまとめて7分11秒。1stアタックでトップだったOIDEの車両よりコンマ1秒速く、クラストップ!(随分後になってから気付いた) ちゃんみお、やるじゃん。
消費も26Wh。まずまず。

●3rdアタック
だいぶトラブルシュートは終わったかな? 決勝当日に完成した車体ですが、3rdアタックでなんとか完成したみたい。
3rdアタックは電力的にも余裕があるので引き続きガッツリと。一応、電力の使いきりパターン(マージンは残してるけど)をちゃんみおと申し合わせておきました。

タイムは7分17秒。電圧降下分考えればそんなもんでしょうかね? 目下ライバルであった飯田OIDE長姫高校はブレーカが落ちたみたいで9分台。


●おわりに
あれれ・・・当日に完成した車体で優勝してしまった・・・。
おまけにデザイン賞も頂きました~。

ノリと勢いでやったプロジェクトでしたが、基本をしっかり抑えた車両作りをすれば
素材とか手法に拘らなくてもそれなりの記録が出せることを証明できたかな~と。
予算もないので、主要な大物部品は手元のスペアパーツとかを中心に使いました。スペシャルなパーツとかは殆どないので、お金さえ出せば買える部品と言う感じです。モータコントローラ以外は比較的安価なチョイスです。
(404ecorunで使ってる標準的なエコラン用部品(車軸とか)は販売できます・・・。別途お問い合わせください・・・。)

消費電力的にももう一息余裕がありますし、走行パターンのツメもまだまだな状態でしたので現状のままでも7分フラットを3本並べられるくらいの実力はあるようです。

2016 Ene-1 GP SUZUKA KV1編。

●事前準備
KV-1は昨年製作した車両(15mk-2)。車両面で大きな変更は無いけど、ドライバー(運転手)がまさよさま→原さんにチェンジが一番大きな変更点。
原さんはエンジンエコラン(鈴鹿含む)の経験はありますが、電気エコランは初めて。冬の白浜での走りこみ(と、言っても40分×2本くらい)と試走会(5周)を経ての実戦です。走りこみ不足感はありますが、持ち前の運転センスでどうにかしてもらいましょう・・・。
電気系統は一新。不慣れなドライバーが運転に集中できるよう電流の制御は浪越MPC-520の定電力回路をリミッタとして使えるよう組み込みました。ついでにモータコントローラをM1048Cから浪越制御と相性良さそうな小野塚OMC4850に変えてみました。
あとはモータの巻線を浪越制御に合わせてちょっとターン数を増やした仕様にしたくらいか・・・。

●さくせん
ドライバーがなんせ初心者なので、高望みせずに淡々と走れば良いかな~くらいの考え。普通に走れば6分30秒前後を3本並べられる予定でした・・・。

●1stアタック
車検は前日に通していますし、楽々モード?
試走会後には配線のく見直ししたくらいで心配事は無いな~と、思いきや!
電流計が死亡・・・。

「なんとなく」で走ってもらい、7分2秒。
こりゃちょっと遅いかな・・・。電力も余ってるし・・・。

電流計はちょっとした組み付けミスが原因でしたし、大丈夫だろう・・・ってことで次のアタックはもうちょっと強気で行きましょう!と、申し合わせ。

●2ndアタック
特に問題も無く、スタート!

今回はKV1の方がスタートすると大慌てでKV2の方のスタート段取りをする超過密スケジュール。KV2の方の車両は2ndアタックの出走待ちエリアでスローパンクを発見してその修復を超慌て。チューブ交換して、スタートを見送ってヤレヤレと思いながらいつも通りbiz○nピットへモニターを見に行ったらtmrさんに、フジカワ君、何やったん?と言われて何をやらかしたかと考えてたら、5分40秒でコースレコード樹立していた謎展開。。

狙いは6分半なので超イレギュラーで自分が一番ビックリ・・・w
原因はまたも電流計。現状の電流値がわからないまま、「なんとなく」で走ってもらった結果の5分40秒でした。。
消費電力も超多いし、大変やらかしました。。。


●3rdアタック
1stアタックで貯金のあった電力も2ndアタックのスーパーラップ(?)で超借金状態になってしまったので若干頭を捻って、一か八かの省エネ走行に徹することに。
ここで完走できないのは一番気まずいと思ったのでヒヤヒヤでした。

電流計は何やらごちゃごちゃ触ってたら直ったみたい。

慣れないトップスタート・・・。スタート間隔が短いとは言え、普段は前のクルマの動きを見ながら準備できていたのが前に誰もいないので良く分からない・・・w
電流計がトラブった時のバックアップにデータロガーの表示器をスタート待ちの間に取り付け。

さて、スタート。電流計も無事動作して、と言うか初めてマトモに動いて逆にドライバーが困惑する状況・・・(オイ
ちょこちょこミスがあったり、ドライバー判断で惰性使ったりでタイムは7分10秒。
う~ん。と言う感じですが、レース後電池を放電させたらほぼほぼゼロだったり、2ndアタックで頑張りすぎて電池の容量が3~4Wh少ないことを考えればそんなもんかも。

なお、3rdアタックの実況でダンロップ登坂が遅いのは電欠か~?と言われてしまいましたが違います! なお、止まりそうとか言われてましたが11km/h出てます! 他のトップチームが速いだけです~。


●おわりに
今年のレースに向けて大した準備もしてないのに言うのは何ですが、課題の多く残るレースでした。特に他のチームの伸び代が大きくてビックリでした。
電気エコランで停滞は確実に後退に繋がると痛感・・・。

さて、来年はどうしましょうかね?

KV2クラス優勝祝賀会。

電気エコランの世界では優勝したらステーキを奢らないといけないという暗黙(?)のルールがありますので、鈴鹿エネワンの慰労会+KV2クラス優勝の祝賀会ってことでみんなでステーキを食べに行きました!


















おいしかったです!

2016年8月16日火曜日

2016 Ene-1 GP SUZUKA

今年の鈴鹿はKV1とKV2それぞれ1台の2台体制・・・。
KV1は昨年製作した車両(15mk2)、KV2は色々事情があって一昨年製作したフレーム(14mk1)に新造したベニヤカウルを組み合わせての参戦となりました。

















結果はKV1が総合5位+コースレコード樹立、KV2が総合9位+KV-2クラス優勝+デザイン賞受賞となりました。
優秀なドライバー2名の頑張りと、お力添え頂きました皆様に感謝いたします。

詳しいレポートは後ほど。

2016年6月26日日曜日

Ene-1 GP 試走会 2016。

試走会に行ってきました。

雨の影響で午前中のセッション5周だけの走行でしたが、まずまずな感じでしょうか。















昨年との最大の違いはドライバー(運転手)ですので、新人ドライバーがコースになれてくれればヨシ! 最初は戸惑う部分もあったようですが、なんとか目標タイムをクリア。まだ走れば走るだけタイムが伸びる状態ですので午後の走行が出来なかった事が心残りですが・・・。
 車体面の仕様変更点は問題ないことが確認できたのは良かったかな??


2016年6月20日月曜日

試走会の準備。

週末の試走会に向けて準備。ちょっとやり残しもあるけど、走れる状態かな?













天気が良いと良いんだけど・・・。

 

2016年3月14日月曜日

Ene-1 GP Motegi 2015。

遅くなりましたが、茂木レポ・・・。

*準備*
 相変わらず、基本的には鈴鹿から変わりなしですが・・・w(1年通して同じと言う)
 大きな変更で言うとモータの巻き直し。鈴鹿~苅田~NATSと使った巻線も茂木では特性が外れ過ぎるのでターン数を増やした巻線を準備しました。
あとは、mapのスイッチを回転式にしたくらい?電気系はもっともシンプルな仕様かも。

今回は404ecorunメンバー居ない+木コックメンバーCotaさんは自分のチームで参戦と言うことでメンバー不足と言う事もあり、ええこたま氏の他、Z○PよりikgmさんとM大学のYusaさんにサポート頂きました。ありがとうございました。


*走行パターン*
よく、フラットに近いオーバルコースとは言われますが、エンジンエコランの経験からエコランとしては十二分に高低差があるコースで、風の影響を受けやすく負荷変動が大きなことは分かっています電流一定の走行パターンよりも速度一定となるパターンの方が適切と考え、あとは状況を見ながら消費を追ってペースをコントロールするかな~?と言う感じで。

また、昨年からロングディスタンスの競技時間が90分に変わったものの、昨年は雨のレースで目標値をどれぐらいにするかよく判らず、練習走行も無い・・・。どうやら秋田仕様のセッティングでちょっと速い位らしい?と言う噂を真に受け、ミツバ秋田用同等の速度設定になるようにギア比をチョイスしました。結果から言うと結構絞って走った印象です。

キットモータを低出力に巻くとエコラン用のモータとして不釣合いな低回転モータになるため、34-42Tと言うわけ判らんスプロケチョイスになりましたw


*
タイムアタック*
茂木のルールとして、タイムアタックとロングディスタンスでそれぞれ配点されるポイントの合計で最終的な順位が決まりますので、タイムアタックはロングディスタンスのスターティンググリッドを決めるだけでなく、結果に響くので重要です。特に、配点的にとてもロングディスタンスでトップ3を狙えない我々は比較的順位を上げやすいタイムアタックでポイントを稼ぎたいところです。

ロングディスタンスで順位が出来る限りタイムを出す・・・けど消費もソコソコで抑えるサジ加減はドライバーまさよさまにお任せ。
ギア比などの設定は
ロングディスタンス仕様のまま。
電源は倍電圧(40直、48V)にすることで設定速度を約90km/h程度まで引き上げ。
モータコントローラはM1048Cで。

5Aのブレーカ一杯で加速して最高速は60km/hちょっと。
第4ターンぐらいで惰性も使って消費量をコントロールされたようです。駆動輪にはシングルフリーが入ってますから、惰性での調整はしやすいかもw


タイムは3分6秒で5位?まずまずですかね~。



**
TAとLDの間の休み時間でモータコントローラを載せ換え。
LD用は0124Cで。低負荷域の効率が微妙に向上します。


ロングディスタンス*
嵌るパターンが判らないので、とりあえず速めの走行パターンから消費の具合を見てペースを落としていく戦術。
スタート後はそこそこハイペース。200秒弱平均の良いペースですが
消費も3.0Wh前後が狙いに対し3.3Wh前後と良い値・・・(汗
どんどん借金だけが増えていく展開・・・(汗
速度一定の予定でしたが、速度一定だと変動が大きくて厳しいようで
ボリューム開度一定パターンとなったようです。
(ラップあたりの消費を見ながらボリューム開度は決める)
 

40分経過時点あたりから借金を返すためにペースダウン。
借金を返し終わった後はペースを上げるつもりでしたが、イマイチ???
逆にだいぶ貯金を作ってしまった・・・。

茂木のLDのチェッカールールは90経過後のトップ車両通過でチェッカー提示かつ、チェッカーを
受けることが順位認定の条件として絶対です。トップとの位置関係によっては90経過後でも
もう一周こなす必要が出てきますのである程度エネルギにマージンを持たせていました。

ちょうど90経過直前にトップのタキオンに抜かれ、もう1周の必要がなくなりましたのでファイナルラップは絞ってたボリュームを全開+バックストレートからは進角mapをFまで上げて爆走・・・(汗
5km/hほど最高速を上げて、無事ゴール。
消費は、まだちょっと行けるかな?の79Wh弱ですが、まずまず(無理やりですが)。


ちょっとマージンを取りすぎた感が悔やまれるところ。エネルギ残量的にはもう1周できましたので、走行パターンの見直しをする必要があります。
結局、消費とタイムのバランスするパターンはよく判らず・・・。


まぁ、1年間イマイチなレースの連続でしたが、まずまず納得いくレースができたのは良かったですね!

2016年2月21日日曜日

白浜テスト 2016冬オフ。

 今週、来週はソーラーカー製作講習会で実作業を何もしてませんが・・・。(これも大事なエコラン業務!)

先週は、はるばる白浜までテスト走行に行ってきました。
2日間のスケジュールでしたが、初日は見事に雨・・・。












チェックラップ1周で撤収・・・。











飛行機鑑賞して・・・










とれとれ市場で海鮮BBQ!食べ過ぎた!
 

2日目は新人ドライバーの完熟や今年の鈴鹿用部品のテスト。











走行時間が予定の半分ということもあり、十分にテストをこなせたと言うと嘘ですがソコソコ満足行く結果が得られたかな?と言う感じ。










白浜ビーチを観光して帰りましたさ。


 

2016年1月10日日曜日

エコデンレースin苅田2015。

遅れに遅れてのレースレポ・・・(汗

 
*今回の車体*
基本的には鈴鹿のまま。 
翌週がNATSのレースでしたので基本的にはNATS仕様(≒鈴鹿仕様)。

モータも鈴鹿と同じ巻き線で電源電圧が48→12Vになっただけw
駆動もチェン+フリーホイールのまま・・・w
モータコントローラは鈴鹿で使ってたM1048CからM0124Cに変更。低負荷域での効率アップ、最低動作電圧もぐっと下がるので
エコデンに最適化した部分はここぐらいかな??
ワットメータも消費電力の少ないAstroWattMeterに変えたりしました。


*10月25日(日)  積み込み*
 苅田大会前週の日曜日。
車体・機材の積み込みです。鈴鹿から投入したトランポのトレーラが進化。 事前の積み込みが成立するようになったので出発前に慌てる必要はなくなった・・・かな?




*10月31日(土)  移動日*
 AM3時ごろに滋賀のファクトリを出発。
一路、福岡へ。

昼ごろに到着。
九州のえげつないホームセンター、ハンズマンを見学、ちょっと足りなかった資材調達。

品揃えハンパないホームセンターです。行ったことない方は是非!

お昼は北九州民のソウルフード(?)、『資さんうどん』を食し完全に観光モード。
ホントに明日レースかな?と言う感じw

夕方に、新幹線でやって来たまさよさまと合流して打ち合わせ。

持ち込みセットのギア比じゃ遅いんじゃない?と指摘を頂いたのでひとつ速いギア比にすることに。


*11月01日(日)  レース*
 今年は会場すぐ近くに宿泊(いくつか高校チームも同じところにおられました)でしたので朝は一番乗り。

 ピットを設営し、車体を準備。
ひとつ速いギア比にするためにチェンを切ったり。

・フリー走行
車検は楽々パスしてフリー走行。
昨年は走り放題のフリー走行でしたが、今年は奇数ゼッケン、偶数ゼッケンに分かれて各20分。
みっちりレースと同じ40分走らせてレースシミュレーションしようと思ってましたが、出来ないので連続走行を行って20分経過時点でのボリュームの開度を見てギア比の判断をすることに。

今回の走行パターン予定は序盤は減ボリューム、レース中盤でボリューム全開→Mapを進める ですが、20分経過時点でもボリュームに余裕はあり変更したギア比では速過ぎると判断してギア比を戻すことに。
フリー走行中に予選用に搭載した浪越MPC-520の動作チェックを行ったところ、多回転ボリュームの回す量が多すぎるとのことでしたので抵抗値の違うものに変更。


・予選
予選は1周のタイムアタック。
決勝のスターティンググリッドはこの予選で決まります。
(予選奇数位→第一レース、偶数位→第二レース)

タイムアタックと言われるとやる気出しちゃう私ftとまさよさまですのでここはキッチリ狙うはポール!です。
404ecorun代表氏からは、さっさと片付け始めたいからとのことでポール獲得の指示が・・・。

昨年はフリー走行で使い込んだヘトヘト電池でタイムアタックする失敗をやらかしましたので、今年はキッチリと(?)加温で追充電!
ガッツリ電圧を上げますw

スター後ボリューム全開にしてから浪越で昇圧。一応、支持的には24Vくらいまで昇圧かな? バックストレートでは進角も進めて(?)、無事ゴール。
1分08秒のタイムで2位に2秒差を付けて予定通りポール獲得。


・決勝
決勝に向けては調整作業がメインですが、ちょっとでも電力消費を抑えるためにデータロガーを外したり。




さて、レーススタート。 
暫く2位だか3位だかを走行。
決勝のベンチマークはチームカンダさんのアクティブ号となります。
とりあえず、消費とラップタイムがバランスところで走らせる・・・。

アクティブ号は特電モータだから先行して貰っても構わないけど、なんか遅い。消費も少なめなのでペースアップの指示をしたところ、消費同等で5秒タイムアップ・・・。あっ・・・。

苅田のコースは1周520mほどで、直線の両端をスプーン状のコーナで繋いで折り返すコースです。この折り返しのRがソコソコあるのでコーナリング時のロスは結構なものです。それに加えて直線がそう長くないのでコーナの立ち上がりでのんびり加速していると直線が終わるまでに速度が乗り切らないのです・・・。
消費を増やすパターンに変更したことでコーナ立ち上がりの電力が増え、直線の速度が上がって結果的にペースアップが出来てしまったようです。

さて、この最適な走行パターンに気付いたのはスタート後15分経過時点・・・(汗
目下ライバルはトップを走るアクティブ号ですが、その差約半周。
追い上げ開始ですw

予定通り、レース折り返しの20分経過の頃合でボリューム全開。消費に余裕はありますので進角mapを進めてペースキープ走法です。アクティブ号は電圧降下なりにペースを徐々に落としていますので差をじりじりと詰めていき残り6分ほどで何とか逆転。

最後のもう1周を行くために進角、浪越を使ってペースアップを試みますが電池はヘトヘトw
なんとか第一レーストップを維持してゴール。
最適な走行パターンを見つけるまでに大幅ロスをしてしまい悔いの残るレースに・・・。

その後の第二レースで木本さん、宮工、チームカンダに周回数を越されてしまったため、結果は4位。
序盤のロス分を差し引いたとしても、上位3台に追いつくことは厳しかったと思います。車体の改善点もそうですが、レースの進め方に関しても改善点が見つかりました。