2012年9月19日水曜日

はやい、うまい、やすい?・・・木製モノコック!

 エコランマシンを製作するに当たって、ネックになる部分・・・人員であったり、資金であったり、加工設備であったり・・・。
なかなか、個人や設備のない学校チームでは車体の製作はハードルが高いものです。

  




 私個人の思いとして、エコランの敷居を下げたい。でも、クオリティは下げたくない。というのがあり、色々な案は考えたことがありますが、これと言って良いアイディアは少ないものです。。
そんな中で電気エコランのチームメイトである芝浦工業大学のえこたま氏が答えのひとつを先日の茂木でお披露目しましたので紹介したいと思います。


今回紹介する車体の素材は『木』 。ランバーコア材と呼ばれるホームセンターなどで安価で販売されている素材です。
大抵のホームセンターでは指定サイズでカットを行うサービスがありますので、そこそこの精度にカットした素材を手に入れることが容易です。
組み立ては基本的に木工ボンドとコーススレッドですので、場所さえあればどこでも作業可能です。家の中でも出来ます(笑)

切断した材料を接着&コーススレッド。表面はニス仕上げです。
フロントのアップライト固定部はスチールパイプです。






板と板の継ぎ目は要所要所でガラスクロスのFRPでオーバーレイ。







強度を持たせる角部には三角の補強を入れておられました。FRPのオーバレイとの併用で効果的に強度アップできると思います。






エンジン+後輪はスチールパイプ溶接構造のサブフレームという形を取られていました。エンジンassyでフレームとは切り離して動作チェックが出来たり便利かもですね。
溶接構造なんて出来ないよ、という方はアルミパイプのリベット構造などでも良いと思います。


 気になる性能面ですが、重量的な部分は不利な所も多いですが、剛性面は問題なし。単純に箱型に組んだパイプフレームより剛性がある感じです。(当社比w)
重量に関しては、えこたま氏曰く、今回は15mm厚の材料を使ったものの、さらに薄くしても大丈夫だろうとのこと。

フレーム材料費は5000円程度。皆様、如何でしょう??
詳細は芝浦工業大学 二輪車愛好会さまのブログ(http://srt2rin.blog77.fc2.com)を参照ください。これまでの製作過程がアップされています。今後、製作者の細かな解説もアップされるはず。。

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