2013年5月8日水曜日

WEM秋田2013。

 秋田のWEM(ワールドエコノムーブ)行ってきました。

来年で20周年になる電気エコランの伝統の一戦で、秋田県は大潟村にあるソーラーカー専用サーキット、ソーラースポーツラインを舞台に行われます。
原付用バッテリ(FTX4L-BS/12V 3Ah)を4ヶで2時間の走行距離で競います。


コース自体は2本の3km弱の直線をヘアピンとスプーンで繋いだ単純な形なのですが、海辺の平地特有の強風と粗い路面には話には聞いてたけど、想像以上に苦戦しましたw
今回はエネマネなんかもしましたが、単純なほど難しいと言うか、1周が長い分戦略の組み立てにも独特の難しさがありま

ま、自分のチームは大した記録でもないので、トップ3のマシンを
見るとしましょう。。。






 今回のWEMを見事制したのはAISIN AWさん。
完全にベテラントップチームのAWさんですが秋田は初優勝と言うのも驚きな感じもします(笑)
昨年デビューの車体で、近年のトレンドの前輪位置を後退させてロングノーズ、ショートホイールベーススタイルを極めたカタチになっています。

途中、トイレに行こうと思ったらピットインされていてビックリしましたが、ピットストップのロスもものともせず優勝されたのは流石です。

お金が掛かってる所には掛かっているのでしょうが、カウル周りやホイールなど、コストダウンと工数削減を狙った車体製作方法を取っておられる所は注目すべきところかと思います。
 




 2位には昨年まで4連覇ZDP Tachyon。現在のトレンドのスタイルの先駆けとなったマシンです。
綺麗なカーボンの仕上げや、凝った切削部品など作りのこだわりが随所に感じられました。

予選でのパンクなど不運な部分もあったようですが、着実に2位に付けるのが王者の風格ですね




3位はTeam BIZONさんの『KAI』。
エコランを始めて間もないころに出てきたマシンで憧れの1台ですが・・・

電気エコランにおいて、モータ選びをする上で殊電装製にし
ろ、ミツバ製にしろ、プロが用途に合わせて作ってるだけあって、買ってきたノーマル状態でもそこその性能が保障されています。

ノーマルモータでもそれなりの結果が出せることは自身でも経験したことではありますが、設
計通りのパフォーマンスを発揮する機会と言うのは少ないものです。

ミツバDDモータは『秋田に特化した特性』『トップレベルの車体でないと釣り合わない性能』と、言われてきましたが、トップチームではノーマルそのままで使われることが少ない故、本当のポテシャルは謎な部分もあったと思われます。


今回、BIZONさんは07年モデルの車体『KAI(Gilles 07)』にドノーマルモータを搭載し、秋田に挑まれました。
電気的な仕掛けも無く、キャパシタは並列に繋いだだけ、倍電圧の切り替えはありましたが、昇圧回路もなしでモータの素のパフォーマンスを見る意図があったそうです。
結果的に、ミツバ最上位となり、(ドライバのsdさんの運転技術もさることながら、)良い車体さえ準備すればモーターは買ってきたままでも十二分な結果が出せることを見事証明されました。
車体設計者としてはプレッシャーがかかる結果ですが、結果が出ないのはモータが悪いと言い訳することは出来なくなりましたw


 

こんな感じで初秋田でした。フラットコースでのレースと言うと単純な感じがしてしまいますが、高い車体性能と確実なレース運びをしないと結果を出せないと言うのが秋田のエコノムーブの難しさであり、魅力なのかなと実感した次第です。


2013年4月27日土曜日

今年も。

 今年もいつの間にかエコランシーズンが開幕です。
電気エコランは先日、WEM GPが開幕しましたし、あと1ヶ月もすれば鈴鹿のエコマイレッジです!

鈴鹿は、404ecorun的には毎年のように見学に行く予定です( 

エコマイレッジ鈴鹿のエントリは30日までのようですので、参加される皆様はお忘れなきよう・・・。





個人的にはGWのWEM(秋田)に行く予定です・・・。

2013年4月20日土曜日

ソーラーカートミカ。

 ついに、世界一のソーラーカー、東海チャレンジャーのトミカが出ました!
通なエコラン業界人の皆様はチェックされましたでしょうか??

東海チャレンジャーのモノコックは滋賀県生まれと言うこともあって親近感が沸きますね! 


世界一のソーラーカーを設計する(本人)ikgmさんのマシンは常にシンプルにまとまっていてカッコいいです。

(こどもより大人の方が買ってるであろうトミカだ...) 

東海大学ライトパワーprj http://deka.challe.u-tokai.ac.jp/lp/
トミカ http://www.takaratomy.co.jp/products/tomica/new/1304.htm 

Factory 404。

 さて、かなりお久しぶりですが車体製作は継続中です
去年の夏ごろ~春までは新しいファクトリーの製作に追われてたこともあって車体製作は手付かずでしたが、ボチボチと再開しましたw



ファクトリーですが、エコランチームらしく? オールハンドメイドです!?
メインの骨格はスチールの単管パイプに、各面に木の角材で作った枠をサドル貼り付けるスペースフレーム+セミモノコック構造(?)です。

屋根&外壁はガルバ波板ポリカ波板。 
本職な方に足場をお借りしたこともあり何とか高いところの壁も貼れました。

また、機会あれば詳しく説明も書こうかなと思います。質問等あればどうぞw 

2013年3月2日土曜日

夢考房プロジェクト発表会 2013。

 先週までは立て続けに東海大学での東日本製作講習会、芦屋大学での西日本製作講習会に行って来ましたが、3週連続大学訪問、今週は金沢工業大学へ行ってきました。



金沢工大では夢考房』と呼ばれる独自のものづくりプロジェクトのシステム(設備、サポート体制)をお持ちです。エコラン、ソーラーカー、学生フォーミュラ~ロボコン、鳥コンetc...といった様々な分野に対し学生主体での活動を行われています。
(詳しくは、http://www.kanazawa-it.ac.jp/yumekobo)

 今回はその各プロジェクトの1年間の成果発表が行われるとのことでお邪魔させていただきました。実は、夢考房のエコランプロジェクトさまには404ecorunが発足した際に見学に伺わせていただき勉強させて頂いたご縁があります。その節はお世話になりました。。そのとき以来、ウン年ぶり(?)の工大訪問ですw


展示と口頭発表(20min)があり、展示では担当の学生さん様々な活動成果をお聞きしたり、意見交換をしたり楽しめました。
いつも他チームの見学をするときに感じる点ですが、レースの現場ではなかなか他チームのマシンを細かいところまで見たり、製作されてる方の話を聞くということは出来ません。今回もじっくり見させて頂いたこともあって、参考にさせて頂く点も多く見つかり、今後に生かさせていただきます。貴重な機会をありがとうございます。
口頭発表は質疑込みで20分は少し短いかな~と感じました(笑)

各プロジェクトとも学生さんの意識の高さが感じられました。若さのパワーも感じられ、 私たちも(辛うじて四捨五入して30歳のメンバーはいませんので...)頑張らねばと言う感じですね!




お昼は工大近くの『チャンカレ』でカレー食べました。いわゆる、金沢カレーの元祖だそうですね。おいしかったです。