2022年10月19日水曜日

Ene-1 MOTEGI GP 2022。

 エネワンもてぎは2018年以降出てませんでしたが、昨年からコースがオーバルから西コースに変わりました。どちらかと言うと得意なタイプのコースになったので久し振りに出ることにしました。

404eでは出てないとは言うものの、ここ数年はnn-techエコランチームにモータ貸与やデータ取りで帯同してましたので、全く離れてたと言う訳ではありません・・・。

by R.Endo



●ルールのおさらい

エネワンもてぎの特徴はタイムアタックとロングディスタンスレースを戦い、それぞれで割り振られるポイントを元に順位を競います。


電池は単三エネループ40本ですが、タイムアタックとロングディスタンスの間は保管があるので充電できません。よって、タイムアタックを頑張りすぎるとロングディスタンスが辛くなりますし、その逆もしかりです。

配点はロングディスタンスの方が高いですから、タイムアタックをソコソコに、ロングディスタンスを頑張るのが一番効率良いです。


ポイント表













●事前準備

今年は白浜~エコマイレッジ全国大会~エネワンもてぎ、と三週間連続三連戦となってしまったため、大きな準備は出来ないかなと判断。

電池のスポット溶接もここのところ自前でやってましたが、時間の余裕が無いので超久々に某SUのSDさんに依頼。ありがとうございました。


今年からロングディスタンスの競技時間が90分→60分になりましたが、昨年のデータを眺めながら勘ぴゅーたで弾き出された数字は95~120sec/LAPくらい、実際のとこ30周狙い。最高速は~55km/hくらい。用意してたモータが45~46km/hの速度設定(24V)で速度が足りないので48V系で使うこととし、鈴鹿仕様の配線流用となりました。

モータ自体は使用範囲を高効率で網羅できているはずですが、システム全体では多分、80%台後半の効率となりそんなに良くないかも・・・。


M0124(怪)










事前準備で放電試験だけはそれなりに真面目にやりました。自信を持って攻めのエネマネをするにはキッチリ放電試験は欠かせません。エネループの5A放電のデータも無いし、間欠放電のデータも当然無いので、数パターン試して、使う電池と充電条件を決めました。

5A一定放電でおおよそ20分持ちますので、走行の約1/3を駆動させることが嫌でも決まります。


間欠放電グラフ









●当日

今回はますドライバー+Cotaメカ+『遊びに来て立ち寄った』kjhr+フジカワの少人数体制ですが、もてぎではそんなに手は要らないので良いでしょう。それなりにマルチタスクは要求されますが・・・。

レギュレーション改定でバラストはドライバー固定(支障が出る場合は車体に固定)とか言う謎レギュレーションが出来たので、まぁ~車検は遅らそうという作戦。実際後の方に行ったら1時間以上待たされた。。。

安全も公平性も担保出来ないレギュレーションは疑問です。何もメリットが無いので是正願いたいと思います。ホント、お願いしますよ。


車検待ちの列。









●タイムアタック

以前はタイムアタック頑張ってましたが、結局、ロングディスタンス頑張らないと報われないので深く考えずに走らせます。そもそも、もてぎ西コースを走らせえたこと無いので様子見程度で。目標の電力消費だけを伝えてドライバー判断で頑張ってもらいましょう。


スタート前にタイヤエア圧を上げたらパンクしたのでスペアホイールに交換したり、いざ走らせたらドライバーはメータ見てなくて予想より電力使っちゃったりでしたが、2分18秒で5位。16ポイントゲット。完全にたまたまの結果論ですが、良い感じだった。











●ロングディスタンス

特にデータも無いので成りで走らせて、いつも通りタイムと電力消費がバランスするところを探します。オープニングラップ、4~5位くらいで帰ってくると思ってみてたらトップ争いしとるがな・・・(汗


ちょっと消費多いかな?でペース落としたら上手いこと行かず+勘違いもありエネマネミス・・・。中盤過ぎで最適パターンが見つかったけど、時既に遅し。電力もあまり気味になってしまったので再度計算し、ペースを上げて帳尻合わせしてたら1分先(約半周)で2位争いをする飯田さんとエンドレスさんが抜けそうとわかり、マージン分も削って攻めの方向でいくことに。

予定通り、残り2~3周で前2台をパスしてシメシメ・・・とか思いつつも引き離さないとヤバイのでペースダウンの指示は出さずリタイヤ覚悟で頑張る。残り1周の時点で電圧が33Vとかで流石にヤバイかなぁ・・・と思いましたがそのまま。最終コーナ出口まで2位キープ出来てたけど、倍電スパートを掛けたエンドレスさんに抜かれて3位・・・。1位のBIZONさんから1周遅れの29周でした。

レースの駆け引きとしては面白かったですが、悔しいレースでした。。


最後のバトル?   by Y.Tsutsui










●けっか

結果、タイムタックの16Pとロングディスタンスの20P、合計36Pで総合2位でした。

(チーム員だれひとりポイントを把握していないため、順位はよく分かってませんでしたが・・・)









これまで、もてぎで入賞することは無かったのでちょっと嬉しい。

来年は車体の合わせ込みもキッチリやって挑みたいと思います。


レースの締め。健太餃子。



2022年4月26日火曜日

エコラン用オフセットホイール引き続き販売中です。

エコラン用オフセットホイールを販売して早2年目ですが、継続して販売中です。

在庫状況等、最新版カタログはホイールページにて確認下さい。









スポーク組ホイールよりも横剛性が大幅に向上しますので、Ene-1 SUZUKAなどの高速コーナリングが要求されるレースでのパフォーマンスアップに最適です。

(1周6分半を切るレベルになってくるとマストアイテムかと思います)


フロントへのディスクブレーキ実装のしやすさや、DDモータの内装化による重量バランス向上、リア絞込みへの対応など、オフセットホイールの活用により車両パッケージングに大きなメリットが生まれます。


フロント組付例









ホイールに合わせた前後ハブも用意しております。

従来のフロントハブに加え、エンジンエコランやNATS、Ene-1 MOTEGIと言った惰性での走行が多いレースで活躍するシングルフリー用リアハブもラインナップしましたので是非ご検討ください。


リア シングルフリーハブ組付例






お問い合わせ、注文は 404ecorun@gmail.com まで



(ft)

2020年12月8日火曜日

ソーラーカー製作講習会のお知らせ。

  何年かぶりに製作講習会で講師をすることになりました・・・。

タイトルは『機械部品の製作と調達』です。。

エコラン・ソーラーカー等では避けて通れないメカ部品調達。404ecorunでのちょっと特殊(?)な部品調達の話、機械加工の基本的なところ+ワンポイントなどお話できれば良いかな・・・?


弊チーム同様、社会人のプライベータから比較的製作環境に恵まれる学生さんまでに通用する話と言うと難しいですが(汗)、なんとかします。。

今回は新型コロナウイルスの影響もありZoomでも参加できるようですので、これまで行く機会が無かった方も是非! 私の話はどうでも良いので。

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日時:2021年2月20日(土) 9:00~17:00

会場:東海大学高輪キャンパス2号館大講義室(〒108-8619 東京都港区高輪2-3-23)

※ COVID-19への対応としてZoomウェビナーによる同時中継を行います。

  状況によりZoomのみの開催となる場合もありますので予めご了承ください。


講習プログラム(案) (講演者敬称略,内容等が変更される場合もあります.)

・「講習会開催にあたって」池田祐一(日本太陽エネルギー学会事務局長)

・「ソーラーカー・エコランカー製作の勘所」池上敦哉(ヤマハ発動機)

・「マグネシウムフレームエコランカーによるエコデンへの挑戦」Zoom竹尾範史(熊本県立小川工業高校)

・「豪州クイーンズランド州のEV・ソーラーカー開発例」Zoom野北和宏(クイーンズランド大学)

・「機械部品の製作と調達」藤川貴史(404ecorun)

・「キットモータ用新型コントローラの開発と利用事例」柳原健也(小野塚製作所)

・「MATLABを用いた電気自動車開発の事例」佐川耕平・木村英樹・福田紘大(東海大学)

・「他1件,調整中」


詳細:http://zdp.co.jp

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(ft)

2020年12月2日水曜日

エコラン用オフセットホイール販売中です。

【お知らせ】
エコラン用14インチオフセットホイールを販売中です。
(IRC製エコランタイヤ、EC-R 14x2.10等に対応)
ノリと勢いでエコラン用ホイールを量産します。

ホイールのオフセットによる足周り部品のパッケージング改善には大きなメリットがあります。未採用の方はこの機会にどうぞ。

数が纏まり次第、順次製作・販売しております。
ご不明な点などありましたらお気軽にご連絡くださいませ。

お問い合わせは 404ecorun@gmail.com まで。








(ft)

2019年10月16日水曜日

Ene-1 Challenge 2019。

結果が良かった時ぐらいはレースレポート書きましょうかね・・・。

Ene-1 GP改め、Ene-1 Challenge(ソーラーカーレースとイベント統合)ですが、15mk-2での鈴鹿参戦も2015年から5年目となります。
はじめて出した時はベニヤのフレームも珍しがられたものですが、最近はベニヤフレームが沢山参加してることもあって、全く珍しがられません・・・。
エコランの構造材料は設計次第で何でも良いことの証明になってるのかな~??

photo by R.Sakaida(Team Polaris)
















●車両準備
車両面に関しては昨年から大きな変更は無し。
モータ周りは、モータ:ミツバM0348+コントローラ:小野塚精機OMC4850+電流制御:浪越エレクトロニクスMPC-520で変わらず。
モータの速度設定が明らかに速いんですが、色々あって巻線の余裕が取れず諦めました。。 てか、市販状態のM0348で攻め攻め仕様なので、何も変えなくても十分狙えます、上位。













昨年、モータ周りの改良と共に車体側の改良として、視界向上、車両バランス改善を行い、少しでもドライバーに優しいクルマ作りを目指しましたが、今年は一歩進め、ドライバー体重調整用のバラストを新規製作。ちょうど空いていた空間に収まるようなL字形のバラストを準備しました。これにより、4.4kg分が200mmほど後によることでバランス改善が見込めました。これが一番の変更点かも・・・。
前が重いクルマなので、後に重心を持っていくとテキメン、コーナリング時の安定性に繋がります。


●今年のプラン
ドライバーは昨年から引き続き、増井君。エンジンエコランではチームファイアボールのエースドライバーとしての活躍で実力も付いてきていますので特に心配はナシです。

昨年は物凄くベターに走らせましたので、今年はもう一歩攻めて走行パターンを大きく振って走らせてみたいなというところ。
昨年の実績等を元にベースデータを作り、試走会で試してみることにしました。


●試走会
前述のプランを元に走行パターンを色々試す予定。私としてはやって欲しいことは言うけど、やり方はドライバーが判断する感じで。
 
















とりあえずは昨年のパターンでチェックラップをし、そのあとアタックの予定でしたが・・・パンク・・・。
ついでに、パンクの際の過電流でモータと浪越の間に入っているダイオードが破損からの浪越のFETがお亡くなり・・・。

そのあと、ちょろっとは走りましたが、データと言うデータが取れず。
久々に試走会をマトモに走れず凹む・・・。


●レース準備
試走会後はメンテして終わり~と思ってましたが、トラぶった分は直さないとどうにもならないので、修理。ダイオード(理想ダイオード)はFETを載せ変えてok。浪越は浪越エレクトロニクス様に対応頂き、FET載せ変え。ありがとうございました。

パンクでフロアに貼り付けてあるエアロパーツが削れて破損してました。テキトーにテープでも貼って誤魔化そうかとおもってましたが、よりによってケブラ繊維入りなのでボサボサでどうにもならず・・・直前の日曜日にレイアップし、レース前日にピットでトリムと取り付けを行いました。











 




●レース前日
例によって(?)、レース前日に鈴鹿入りして前日車検と車両メンテを行います。

たくえこ君とkaito君(所属チーム違う・・・w)に朝からファクトリに来てもらっ て、積み込み、出発。お昼頃には鈴鹿入り。












とりあえず、前日車検の準備(タイヤに空気入れるくらい・・・)して 、サクッと車検を通す。














車検が終わってから、設営して、千葉黎明さんにお借りしたチームスイ ートで昼寝して、アライメント取って・・・。
あ、チームファイアボール式アライメントテスタを今回から投入しまし た。













スライドレール上に乗ってるローラをタイヤで空転させてサイドスリッ プを計測します。
サイドスリップが発生している状態だと、ローラがスライドレール上を 移動してしまいます。













昨年もそうですが、暑くて作業にならないので、木本工作所、nn-tech、ウチのメンツで夕食行ってから、ピットに戻って残業。
細かなメンテや、暑くなると剥がれる窓枠の修正、ゼッケン貼り等々。
私は宿に戻ってから電池の充電をして終了。




●レース当日
戦略としては昨年より攻めた走行パターンを取りたいところですが、試 走会をマトモに走れなかったこともあり、1stアタックを気持ち抑え気 味で行くよう指示。
電池の充電はそれなりイケてる自信アリなので、 2nd、3rdアタックでちょっと頑張る感
じ。













1stアタックの出走順は並んだ順なのでちょっと頑張ってポール獲得。でも、木本さんに譲るw 2番手からスタート。
1stアタック前に、たくえこチーフメカから前輪のガタ大きくないです か?と言われ、なんかそんな気もするけど、ヤバい程ではなく、今さら直せないのでそのまま走らす。
5分台には入れたい気もしたけど、6分フラット。電力も結構余ってるので、これぐらいなら挽回できる範囲と判断。
1stアタックと2ndアタックの合間で全バラし、タイロッドのロッドエン ドを交換。ガタはあんまり変わらない。どうやら気のせいらしい・・・ (汗

ウチのクルマはカウルまで外さないとタイロッドにアクセスできない・・・。
























アライメントを取って、タイヤの空気入れで手こずってるとかなり時間が押しちゃったので慌てて走ってスタートエリアまで。

さて、2ndアタ ック。
3rdアタックで投入電力を上げようと思っても、電流を上げた分電圧が 大きく下がっちゃうので、攻めるなら2ndと言うところですが、ワット メータが落ちてしまい消費管理が出来ない状態。タイムは5分台で良い 感じ。消費も、もう一歩行けたかな?だけど、いいや。

3rdアタックに向けてロガーで電池の使い具合を確認。十分に余裕はあるのでガンガン使うように指示。














今年は我が家の畑でスイカが豊作なので景気付けにスイカ割り。
隣のピットの熊本大学の学生さんに手伝ってもらいました。
スイカ割りするときはビニール袋に包んでから割ると、スイカも周りも 汚れないから良いですよ・・・。















3rdアタックはもうドライバーに頑張ってもらうしかないんですが、またワットメータが不動・・・。電池ケースがおかしいのかも。仕方ないので電流はアナログメータで合わせて貰って走行。タイムは6分01秒で2番手。良い感じ~。



完走!パルクフェルメ入り!













結果的には総合2位。ドライバーも頑張って攻めての結果で、1位の木本さんのタイムにはちょっと及ぶ気がしないので満足すべき結果ですね。