2015年8月17日月曜日

15mk-2 製作記。

昨年製作した14mk-1のバージョンアップモデル(一応)。
取りあえず試しに作ってみた14mk1で得た手応えとダメな部分を
直して、鈴鹿で結果が出せるよう(ある程度)最適化して設計してみました。














Ene-1鈴鹿で大事なのは空力・・・。1に空力、2に空力と言うくらいに鈴鹿は空力です。
あれこれありましたが、OSUのSDさんに型をお借りするこに・・・。







(奥:本家、手前:15mk-2)






 


ある程度車体の設計を始めてから型をお借りすることが決まったため再度fixしましたが、ショートホイールベースのカウルに対し、直角にしか組めない木コックフレームを収めるのはかなり厳しいものがありました・・・。(実際かなりの犠牲がw)

カウルをお借りした時点で主要要素は決定・・・!
盛り込んだ(めぼしい)要素は下記の通り。
・フレームは軽さより剛性方向。
    →フレーム側板を高さ方向に約40mmUP。
・カウルは借り物
・ホイールは切削品で転がり抵抗の低減を狙う。
    →設計自由度もUP。
・モータはミツバキットで



●フレーム







 








木コックプロジェクトなので、材質がランバーコア合板(t:12mm)なのは変わらず・・・ですが、設計的には、
・側板高さ約+40mm
・リアホイールマウント部が分割構造だったのを一体化
 (必要なかったので、軽量化のため)
他は、カウルに合わせて形状設定したこと以外、昨年のものがベース。
昨年は数値解析などしましたが、今年はパスw

製作面では、穴ピッチの要求される部位はレーザカットで加工しました。ボール盤で加工すると、どうも思い通りに行かなかったので。

具体的にはフロントアップライト取り付け部とリアのホイールマウント取り付け部。














 


その他の部位はパネルソー切断です。十分精度でます。


●カウル
カウルは前述の通り借り物・・・型がパールボード切削品のため、型をお借りするのは難しかったため、OSUまで5日間修行へ。
SDさん、ありがとうございました・・・。



 









 

カウルの積層構成はアンダが1ply+OXアラミドハニカム t2+1ply、アッパが2ply、しっぽが1ply。SDさんお勧めの構成ですが、アンダにコアが入ってるのでしっかりしてて何かとその後が楽です。おすすめ。













カウルは剛性部材としては機能してなくて、フレームから釣ってる感じと思っていただければ大丈夫です。




●ホイール
ホイールは切削品(オリジナル)です。既製品では納得いく品物がなく、転がりロス低減アイテムとして投入しました。
同時に、オフセット形状にしたことで、設計の自由度はぐっと広がりました。









 






フロントには油圧ディスクのブレーキを収めた上で、キングピンオフセット(スクラブラジアス):0mmを成立出来ています。






ちなみに、ホイールとは関係ないですがホイールアライメントは本家と違いキャンバ角0度にしてます。キャスターも0度、トレールのみ15mm付けてます。もう少しトレール付けようかな?と思いましたが、アップライトがデカくなるのが嫌だったのでこれぐらい。ドライバーから文句言われてないので大丈夫なのかな。
リアもすっきりスマートにまとめられています。


●モータ
昨年までの経験と実績(?)により、ミツバのコントローラさえあれば、何も考えなくて良さそう?と言う事でコントローラはミツバの1048C。






 






モータ本体も1048を使えば効率も良いのですが、ちょっとカウルに収まりそうになかったのと、他のレースで使うことなど色々考えてミツバキットモータ(Kt-M)を使用しました。
CQ出版のwebショップで部品単位で安価に買えるので悪くないかな~と言う感じ。
大体ピーク効率も90%超える感じです。


ざくっとこんな感じです。基本的にコンサバ~な設計が好きなので特に捻りなしです。
設計段階からお世話になった、SDさん、まさよさま、Cotaさん、えこたま氏、製作でサポート頂いた404ecorunのメンバーはじめ皆様には深く感謝しております。

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